IMEC、高解像度VIS & NIRスペクトルカメラシステム

April, 10, 2023, Leuven--IMECは、SPIE Photonics Westで、可視と赤/近赤外スペクトル範囲の両方をカバーし、高分解能RGBセンサを搭載した世界初マルチセンサハイパースペクトルカメラシステムを紹介した。固有の動きをするシナリオでも、同システムはビデオレートでのデータ取得をサポートしており、単一デバイスを利用して所与のアプリケーションに最適のスペクトル分解能と範囲の評価に役立つ。

ますます多くの企業が､ハイパースペクトルイメージング(HSI)技術が自社の製品および/またはサービス提供をどのように強化できるかを研究するようになっている。ある企業にとっては、どのスペクトル範囲が自社の必要性を満たすかは最初から明らかである。しかし､別の企業にとっては、複数のカメラオプションをテストする必要がある。これらのカメラオプションが利用できるようになると、そのデータを一つのデータセットに融合して学習や結論を引き出すのは実証済みの問題である。

「われわれは、imecマルチショットVNIR+RGB、VISからNIRスペクトル範囲をカバーするマルチセンサシステムによりポートフォリオを拡大する。これは、高分解能RGBセンサを補完するものである。それは、特にHSIアプリケーション開発に取り組む企業や研究クループを狙っている」とIMECのオンチップスペクトルイメージング､プログラムマネージャ、Wouter Charleは説明している。

比類のないアプリケーション研究向けに一つの筐体に3センサ
世界初、IMECの新しいハイパースペクトルカメラは、3つのセンサを実装しており、標準F-マウントレンズ付単一の筐体に統合されている。これによりパートナーは､様々なスペクトル分解能と範囲の当否を柔軟に評価できる。無数のデバイスに投資したり､実験を再現する必要はない。

カメラ内で光は、3チャネルに送られる。その2つは、imec既製2Mpixelセンサで、VISとNIRスペクトル範囲をカバーする。第3チャネルは、高分解能RGBセンサをサポート。したがって、デバイスは、460～870nm範囲の30バンドをカバーし、トルーカラー、5-Mpixel画像により補完されている。全てが、リアルタイムデータ収集にビデオレート速度で機能する(動的シーンでも同様)。

「ImecのマルチショットVNIR+RGBは、どのセンサが自社の要求に最適かに、依然として疑問を抱いている企業にとっては本当のゲームチェンジャーだ。同システムの柔軟性と実装ソフトウエアにより、HSI技術による実験は、かつてなく簡単になった、HSIの基本的複雑さを思い煩うことはない」とCharleは、コメントしている。
(詳細は、https://www.imec-int.com/)