AR/VR市場､2031年に8562億ドル

September, 16, 2022, San Fancisco--Allied Market Researchのレポート｢拡張現実と仮想現実市場｣によると､市場は2021年に276億ドル､2022-2031年にCAGR 41.1%成長で2031年に8562億ドルに達する見込である｡

より優れたハードウエアとソフトウエアに対する空前の需要が市場発展の重要要素｡ARおよびVR技術の利用は､特定の年齢グループに限られず､需要の不均一性が市場成長に推進力を与えている｡多数の人々が､最新の電子機器を購入する傾向がある｡さらに､費用を負担できる大衆の増加がAR/VR市場に寄せ集めの機会を作り出しおり､これが今後の市場の成長にプラスになると見られている｡

組織規模では､2021年､大企業がAR/VR市場で最高成長率だった｡この先数年､その優位性は継続すると見られている｡これは､自動車､製造､建設､採掘産業､航空機､ヘルスケア､教育､警察および不動産業でAR/VRアプリケーションが増えているためである｡しかし､SMEsセグメントは､最高成長率が見込まれている｡現場スタッフの訓練コスト削減､迅速な修理､顧客満足度向上などAR/VR技術の利点によるものである｡

業種では､2021年､ゲーミング分野がAR/VR市場シェアで優勢だった､予測期間もこのトレンドは継続すると見られている｡これは､継続的な技術進歩､モバイルデバイス&ゲーミングコンソールの普及増､ゲーム界の大幅な拡大が､予測期間に市場の成長を牽引すると見られているからである｡しかし､小売分野は､今後､最高成長率となる見込である｡個人化や利便性に対するコンシューマ要求の成長が絶えざる動機づけとなり､小売は店内AR/VRを導入している｡AR技術の採用により､ユーザは､デジタルデータを重ね合わせた実環境を見ることができる｡これは､小売業を変革する潜在力である｡そのような利点が､今後の市場に利益の出る成長機会となる｡

2021年､VR/AR市場規模は､275億6923万ドル｡2021年までには､CAGR 41.1%成長で､8561億6661万ドルに達する見込である｡現在の推定で2030年は､COVID-19前推定を上回る｡パンデミックは景気を後退させた｡これにより世界中で様々な企業が､飛躍的に､急激に活動をシフトさせた｡世界中の産業は､COVID-19誘発リセッションに強く影響されている｡しかし､危機の間､技術分野への影響は､他の部分と比べると比較的軽かった｡

パンデミックの間､ほとんどの組織は､IT投資を減らした｡したがって､大手エンタプライズ市場は､減速が見られた､多くの計画されていたプロジェクトや投資が遅らされ､先延ばしにされた｡しかし､世界経済周辺のパンデミックの財務的影響にもかかわらず､なおも様々な組織が､事業強化のためにCOVID-19期間中にAR/VRを導入している｡

レポートの要点
･組織規模では､2021年､大手企業がAR/VR市場分析で優勢｡しかし､予測期間にはSMEsが大きく成長する見込である｡
･アプリケーションベースでは､2021年､コンシューマセグメントがAR/VR市場で優位を占めた｡しかし､予測期間にはエンタプライズセグメントが最高成長率となる見込｡
･産業業種では､2021年､ゲーム産業が最高収益を生み出した｡しかし､近い将来､小売業種が最高成長率なる見込｡
･地域では､2021年､AR/VR市場は､北米が支配的だった｡しかし､この先数年､APACが著しく成長すると予想されている｡
(詳細は､https://www.alliedmarketresearch.com/)