2021年5月3日、無線周波(RF)放射の人体曝露の測定に関してFCCが2019年に発行した規則が、発効した。
ARRL※ のウェブサイトで報告されているように、この規則は既存のRF 曝露制限を変更していない。むしろアマチュア無線の運用など潜在的に高被曝の状況でのRF放射について徹底的な評価を課すと同時に、低電力デバイス、RF発生源から人体までの距離が比較的離れている場合に、曝露時間などを考慮して除外されていたアマチュア無線局も評価の対象になる。
人へのRF曝露に関する他の決定とともに、元々2019年12月に最初に発行されたFCCのSecond Report and Orderは、免除が適用されない場合に潜在的なRF 曝露レベルを決定するのに使用される計算または測定方法も明確にしている。また、過剰なRF曝露のリスクを最小限に抑えるためのアクセス、信号系、トレーニングなど評価後のRF曝露緩和手順についても説明されている。
詳しくは下記のウェブへ。
●FCC、2019年発行のSecond Report and Order( 2019/12/04):
https://docs.fcc.gov/public/attachments/FCC-19-126A1.pdf
● FCC官報:
https://is.gd/RPuNK1
● ARRLの広報(2021/04/12):
https://is.gd/vwaqVo
● ARRLのRF 曝露に対する技術資料(PDF):
https://is.gd/9VEDie
[※訳者注] ARRL:The National Association for Amateur Radio(米国アマチュア無線家の連盟、創立時の名称は「The American Radio Relay League」)