VeoneerとBaraja､提携してSpectrum-Scan LiDARを産業化

July, 21, 2021, Stockholm--Veoneer, Incは､LiDAR会社Barajaと提携し､L2+からL4自動運転車アプリケーションの次の市場の波にSpectrum-Scan LiDAR技術を産業化する｡

非独占契約により､Veoneerは､BarajaからのスケーラブルSpectrum-Scanプラットフォームを開発､市場投入､組み込み､自動車市場に供給する｡

Veoneerは､広範な試験の後にBarajaとの提携を選択した｡Barajaがロバストな技術とロードマップを示しているからである｡それは､自動車組み込みを可能にする最小サイズのLiDARに役立つ｡

BarajaのSpectrum-Scan LiDARは､波長可変レーザをプリズムのようなオプティクスに接続し､様々な方向へ光を屈折させ､高信頼､低コストでスキャニングを実現する｡BarajaのRMCW技術により､業界トップの干渉除去､瞬間速度計測機能が可能になり､これは従来のTOFアプローチとの区別となる｡

Spectrum-ScanはLevel 4自動運転を可能にする
　Baraja Spectrum-Scan LiDARは､自動運転車が周囲の世界を見る方法を完全に見直しさせる｡壊れやすい可動部品や振動するミラーに依存する代わりに､それは分散光学を利用して環境をスキャンし､従来のFMCWあるいはスピニングLiDARと比較して大幅に信頼性と堅牢さを改善する｡

Baraja Spectrum-Scan LiDARは､高分解能点群を作成して250m以上離れた物体を高速で正確に検出する｡同時に､他のセンサや光源との干渉の影響を受けない｡同技術は､従来のLiDARシステムを妨げていた､熱､衝撃､振動などの要素に対する耐性も高い｡Barajaは､同社のLiDARをオーストラリアの奥地から北極ツンドラまで､最も苛酷な条件でテストし､それがいかなる条件でも確実に動作することを示した｡

(詳細は､https://www.baraja.com)