2021年1月19日、IEEE 1901-2020が発行された。表題は「広帯域電源線ネットワークのIEEE規格:メディアアクセス制御と物理層の仕様」である。ローカルエリアネットワーク(LAN)、スマートエネルギー、スマートグリッド、IoT、輸送プラットフォーム(車両)アプリケーションなど、データ配信用のブロードバンド電力線通信技術の物理(PHY)層およびメディアアクセス制御(MAC)層は、この規格で定義されている。メインとなるのは、全てのクラスのBPL※デバイスによる電力線通信チャネルのバランスの取れた効率的な使用であり、異なるBPLデバイス間の共存と相互運用性の詳細なメカニズムを定義して、必要な帯域幅とサービス品質を確実に提供することである。ユーザー間の通信のプライバシーを確保し、セキュリティに敏感なサービスにBPLを使用できるよう、必要なセキュリティ問題に対応する。
詳細は次のウェブへ。(2021/03/16)
●IEEE SA( Standards Association)
https://standards.ieee.org/standard/1901-2020.html
● HD-PLC ™の情報(HD-PLC アライアンス)
https://jp.hd-plc.org/news/press/2021/0316-1452.html
[※訳者注] BPLはBroadband over Power Lines(広帯域電源線)の略。