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Manchester, COVID-19検出時間を飛躍的に低減するlab-on-a-chip

January, 18, 2021, Manchester--スマートフォンに結合された新開発のバイオセンサは、COVID-19や将来の他のウイルス発生と闘う際に、医者のリアルタイム検出スピードを著しく短縮するのに役立つ。

Manchester大学の研究チームは、新しい計算流体力学(CFD)プラットフォームを開発した。バイオセンサデバイスが生物学的種を検出し、ウイルス発生の広がり制御に役立てるためである。ワクチンの開発成功がまだ何ヶ月も先と考えられる間、そのアプローチは感染者の追跡に役立つ。

世界中でCOVID-19拡大抑制に役立てるための様々な戦略がある、関連する組織的な取り組み、個体群モデリング、フェイスマスク利用や換気能力の開発など。マンチェスタ大学のモデリングとシミュレーションの専門家は、追加手段を開発した。

Biosensors and Bioelectronicsに発表された成果は、バイオセンサ向け新設計として新しい数値プラットフォームを実証している。この新システムは、集団内の接触者追跡改善のために、様々な設計と動作条件で電子デバイスの性能をシミュレートする。

このブレイクスルーは、既存のスマートフォンにバイオセンサを組みこめることである。これは、既存の接触追跡システムのスピードと信頼度を改善する潜在的能力がある。また、将来、同じ方法で、他のどんなウイルス関連災害やパンデミックの封じ込めにも役立つ。

バイオセンサは、生物学的種の検出とその拡大を制御するための最も効果的な方法の一つ。バイオセンサは、バイオセンサ表面の生物学的認識素子と化学反応を起こさせる標的分子により機能する。トランスデューサが生体分子と被検体との相互作用を計測可能な光信号あるいは電気信号に変換する。このシステムは、試薬サンプルの消費を減らし、実験時間を短縮、アプリケーションコスト全体を減らす。

マンチェスタ大学のDr Amir Keshmiriは、「この新しい競争力のある数値プラットフォームは、様々な設計と動作条件でこれら特定デバイスの性能をシミュレートする。すると今度は、既存設計の効率改善のために、生物学的種の操作へのわれわれの洞察を広げる。
 効果的なワクチン開発が時間がかかる間、感染した人々の検出は、状況制御、接触者追跡戦略の最前線にある。
 これらlab-on-a-chipは、日々のテストに最適であり、使いやすく、実験ファシリティは不要。これらの特徴により、デバイスは有用なリアルタイム検出システムになるが、信頼度の高いものの設計は、まだ非常に難しく,時間がかかる」と話している。