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IEEEのEMC Societyにおける日本人の話題:季刊誌より

 EMC業界では知らない人はいないであろうIEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers「米国電気電子学会」IEEEの読み方はアイ・トリプル・イー)は米国の組織だが、その活動はグローバルである。IEEEの組織は技術テーマごとにSocietyに分かれているが、その中のEMC Societyが年4回発行している雑誌「IEEE electromagnetic compatibility magazine」の現時点での最新号“Issue 3•3rd Quarter-2020” 中にある日本関連の記事を紹介しよう。記事はページごとに表示され、それぞれの詳細内容については記事紹介末尾のURLから興味のあるページをダウンロードすればよい。但し、赤い鍵マークが表示されている技術論文関係の記事は、IEEE会員でないとダウンロードできない。本記事では日本関係の記事を以下のとおり、抜粋でお知らせする。全体の構成を知るにはP.3目次のダウンロードがお勧めである。

■ Annual Chapter Chair Training 2020:P.12 ~ P.19
【P.16】
仙台支部の活動報告が掲載されている。

【P.17】
日本ジョイントおよび仙台支部による年次支部会議、および同時開催された同志社大学の馬場 ?弘教授による新しいIEEEフェローレクチャーの内容が紹介されている。

【P.34】
表彰関連の記事で、以下2名の日本人が紹介されている。

・Technical Achievement Award(技術功労賞)
石上 忍 教授
東北学院大学 工学部 電子工学科
-EMC関係の計測に関する技術的貢献。基本的なイミュニティ試験やエミッション測定法、つまりEMC測定と規格化に対する貢献。

・Certificate of Acknowledgment(感謝状)
曽根 秀昭 教授
東北大学 サイバーサイエンスセンター 研究開発部 ネットワーク研究部
-2019年6月3日~7日開催の電磁両立性に関する国際シンポジウムおよびアジア太平洋EMC国際シンポジウム(EMC札幌 & APEMC 2019)のジョイント開催において、会長として優秀な働きをした。

【P.101】
EMC分野で幅広く偉大な貢献をしてきた、杉浦 行(すぎうら・あきら)名誉教授が2020年5月6日、76歳で逝去された。この件に関してChair of the IEEE EMC Society Japan Joint Chapterの、田島公博氏およびChair of the IEEE EMC Society Sendai Chapterの石上忍教授の両者からの追悼文が掲載されている。

 詳細はIEEEのウェブへ。(2020/11/03)

●目次(PDF):
https://ieeexplore.ieee.org/stamp/stamp.jsp?tp=&arnumber=9241530
●雑誌全体へのアクセス:
https://ieeexplore.ieee.org/xpl/mostRecentIssue.jsp?punumber=5962381