November, 25, 2020, Southampton--vivaMOSは、サウサンプトン大学(University of Southampton)と協働して画期的な深宇宙イメージングプロジェクトに取り組む。
国立SPRINTビジネスサポートプログラムからの資金提供によりvivaMOSは、サウサンプトン大学のイメージング専門技術者と協力して、光学天文学や医療イメージングに適した超低雑音カメラを開発する。
このプロジェクトは、大面積イメージングに向けて最先端のスティッチCMOS技術に立脚している。vivaMOSは、サウサンプトン大学の天文学グループと協働する。同グループは、光学およびX線望遠鏡計装の設計と構築、低雑音ディテクタテストおよびキャリブレーションに豊富な専門知識を持つ。
プロジェクトの目的は、市場で類例がないvivaMOSセンサの低雑音および高感度機能の性能を十分に引き出すこと。これにより、光学天文学で利用できる大きな視界のカメラ開発が可能になる。また、単一光子放射断層撮影/コンピュータ断層撮影法(SPECT)の医療領域におけるディテクタにも潜在的機会がある。
大学宇宙専門知識とファシリティをこれまでになく利用できるプロジェクトは、SPRINT(宇宙研究と革新技術ネットワーク)から480万ポンドの助成を受ける。SPRINTは、宇宙データと技術の商業利用によりビジネスを支援する。
vivaMOSのCEO、Dan Cathieは、以下のようにコメントしている。
「当社は、超低放射源からの信号を検出する他の複数プロジェクトにも関与してきた。これらは情報を有望なレベルで解読してはいるが、まだ完全ではない。そのセンサはノイズ性能ではクラス最高であることはわかっており、当社はこのSPRINT超低雑音光学天文学プロジェクトを通して製品が開発できるかどうかにさらに注視する。
大学は、宇宙クラスタ内の専門知識に基づいて光学天文学に集中するように提案しており、われわれはかなりのサポートを得ている。プロジェクトの成果は、超低用量X線イメージング向けのわれわれの製品開発ロードマップに直接寄与する」。
また、サウサンプトン天文学教授、Tony Birdは、「vivaMOSとのこのプロジェクトにわれわれは、天文学のバックグラウンドを提供する。光学天文学および天文学検出統合における特別な経験、ソフトウエアとアルゴリズムへの取り組み、天文機器改善への強い関心である」とコメントしている。
(詳細は、https://cdn.southampton.ac.uk/)