有線および無線接続製品の人気メーカーL-com社は、柔軟性があり18 GHzまで使える低損失ケーブルの新シリーズLL142およびLL335iを発売した。この新しいケーブルアセンブリ製品は、耐久性のあるステンレススチール・コネクタで終端処理されているので、堅牢で位相が安定したケーブルアセンブリが必要な試験環境に適している。
損失ケーブルの新製品は、絶縁体に発泡誘電体を使った直径0.195インチ(約5.0 mm)と0.300 インチ(約7.6 mm)の同軸ケーブルを使用し、伝搬速度(VoP)は真空中の光速の80%と83%を実現、最大18 GHzまでの使用が可能である。この同軸ケーブルアセンブリは同軸ケーブルLL142およびLL335iがメインとなっていて、位相安定性が向上した状態の高電力で動作する。3重シールドのフレキシブル同軸ケーブルは、95 dBを超える優れたシールド効果を発揮し、VSWRは1.35:1未満である。頑丈なブーツとFEPジャケットにより張力緩和が改善され、最小曲げ半径は0.945インチ(約24.0 mm)および1. 5インチ(約38.1 mm)が可能となり、ケーブルアセンブリの耐久性が高まる。
試験ケーブルの新ラインアップLL142およびLL335iは、N型、SMA、TNCなどまっすぐのタイプと直角タイプのコネクタ付きで、メスのバルクヘッドバージョンも用意されている。ケーブルの長さは特注でオーダーでき、1~10フィート(約0. 3 ~ 3 m)の標準的な長さでも入手可能。また出荷前に全数の連続性試験、耐電圧試験、RF試験を実施している。
「当社の新しいケーブルは、低損失コネクタ付きケーブルが必要な場合に、お客様に高性能ソリューションを提供する。18 GHz同軸ケーブルは直径が小さいため、曲げ半径は狭くなるが、固体誘電体ケーブルに比べて低損失と高電力を実現できる」と製品ラインマネージャーSteve Ellis氏は話している。
使用可能上限周波数18 GHzの同軸ケーブルLL142およびLL335iは全て在庫が揃っていて即時出荷可能。
詳細はL-com社のウェブへ。(2020/03/09)
● LL142
https://www.l-com.com/search?Level0=Coaxial%20Interconnect&Level1=Cable%20Assemblies&Category=Coaxial%20Cable%20Assemblies&Rfinca99rfcablegn=LL142&initial_sort=Sortsku%3AASC&res_per_page=100&page=1&view_type=grid&utm_source=pasternack&utm_medium=pressrelease&utm_campaign=low_loss_ll142_cable_assemblies_2020