April, 16, 2020, ドイツ・アーレンスブルク--このほど、産業用カメラメーカーのBaslerは、CoaXPress 2.0対応カメラシリーズboostとboostパッケージの量産を開始した。最先端のソニー社製CMOSセンサーと新登場のCoaXPress 2.0(CXP-12)を採用し、その両方のメリットを有するboost。そのうち、IMX253センサー搭載モデル(12MP・68fps)とIMX255センサー搭載モデル(9MP・93fps)は高い解像度とフレームレートを備えており、CXP-12が誇る最大12.5Gbpsの転送速度と組み合わせれば、包装、プリント基板(PCB)、ガラスびん、製品表面などの自動光学検査だけでなく、医療分野の各種検査でも大きな威力を発揮する。
また、boostパッケージに含まれるカメラとインターフェースカードは、共通のSDKとしてpylon Camera Software Suiteを使用できるなど、セットアップや運用も非常に簡単。さらに、別途I/Oケーブルを用意しなくても、ケーブル1本で電源供給とデータ転送を同時に行うPower-over-CXP(PoCXP)に対応し、最大ケーブル長も40mあるため、システム構造のムダや全体コストの削減にもつながる。
Basler boostは現在全4モデルで構成されており、今後もさらなるラインナップ拡充が予定されている。
Basler boostとBasler boostパッケージの詳細については、公式ホームページから。