July, 3, 2019, Cardiff--カーディフ大学の天文物理学者が開発した熱感知カメラが,動くトラックの後部のヒトや動物を見分けるために使われるようになっている。
同技術は、Sequestim Ltdが市場投入するもので、極めて高精度のセンサを使うことで機能し、放射能や熱のわずかな変化を検出することができる。これは、元は遠くの星のマッピング用に設計されたものである。
スキャナのカメラは、「運動インダクタンス検出器」を使用する。これは、月と地球の距離の2倍、50万マイル離れた100Wの電球の熱相当の検出に使える。
Sequestimデバイスによって撮られた、100mphの速度でセンサを通り過ぎるトラックの画像は、車輌の後部に隠された人物の画像をはっきりと確認している。
物理学・天文学部の研究者が開発したその技術は、世界中のフェリーポートにインストールされ、検査をスピードアップすることができる。
Sequestimは、旅行者が止まったり衣服、金属物質を取り除いたりすることなくセキュリティを通過できる、空港スキャナも開発している。昨年12月に、カーティフ空港でトライアルが紹介された。
カーディフ技術は、セキュリティチェックを通過する旅行者のスループットを少なくとも4倍にすると予想されており、空港の効率、コスト削減、高いレベル旅行者の満足度を大きく改善する。世界には、40000を超える空港が存在する。
Sequestim技術は、ビジネス、銀行、公共交通ハブ、スポーツスタジアム、祭でも使用可能である。
SequestimのCEO、Paul Simmonsは、「この技術の市場は膨大であり、数100の潜在的アプリケーションがある。われわれは、現在、顧客や潜在的な投資家と話し合いをもっている。実用的な実証されたプロトタイプがあるので、2020年には最初の製品の出荷開始を予定している」とコメントしている。