ビジョンセンサ市場､2023年に45億ドル

April, 17, 2019, Northbrook--マーケッツ&マーケッツ(MarketsandMarkets)は､｢ビションセンサ市場､センサタイプ(3D以下､3D)､アプリケーション(検査､計測､コード読取り&位置特定)､最終利用産業(自動車､エレクトロニクス&半導体､製薬､食品&パッケージング)､地域ごと､2023年までのグローバル予測｣レポートを発表した｡
　ビジョンセンサ市場は､2018年の25億ドルから､CAGR 12.2%で成長して､2023年までには45億ドルに達する見込である｡ビジョンセンサ需要を押し上げる主因には､電子および電気産業の成長､自動車産業におけるマシンビジョン技術の利用､製造業のコストと時間削減への注目などが含まれる｡

2018-2023自動車産業がビジョンセンサ市場で最大規模
　自動車産業は､ビジョンセンサの主要なエンドユーザ産業になると見られている｡検査､識別､位置確認アプリケーションでこれらセンサの需要が増加し、自動車産業がビジョンセンサの重要なエンドユーザになると期待されている｡様々な部品やコンポーネントの検査､欠陥コンポーネントの識別､部品やコンポーネントの誤整列､組立ラインで複雑な作業を行うロボットアームの誘導が、主要アプリケーションであり､これが､この産業からのビジョンセンサ需要を押し上げると見られている｡検査で費やす製造時間､コストを削減するために工場オートメーション導入が増えており､これが､北米､APAC､ヨーロッパではこうしたセンサ需要を押し上げている｡

検査とコード読取アプリケーションが予測期間に3D以下のビジョンセンサの需要を促進
　3D以下のセンサは､予測期間にビジョンセンサ市場で最大シェアを占める｡自動車､エレクトロニクス&半導体､製薬､食品&パッケージングなどのエンドユーザ産業で､ラインスキャン､エリアスキャン､検査､計測､コード読取り､位置特定アプリケーションでこれらのセンサの利用が､これらのセンサの市場を牽引する｡予測期間に、これらのセンサの需要は､APAC､ヨーロッパ､北米で増加する。

予測間に、APACがビジョンセンサ市場の最大シェア
　アジアパシフィック(APAC)が、2018年ビジョンセンサ市場全体で最大シェアとなり、予測期間に最高CAGR成長が見込まれている。APACにおけるビジョンセンサ成長を牽引する主因には、自動車､エレクトロニクス､飲食品､パッケージングなど様々なエンドユーザ産業で､製造コスト削減、Time to Market最小化､品質水準向上のための産業オートメーションへの投資増が含まれる｡

(詳細は､https://www.marketsandmarkets.com/)