最近IQD社が発表した新製品IQXO-597のクロック発信器の周波数範囲は1GHz ~ 2.2GHzで、非常に高い。また6パッド端子が6個付いた寸法14.0 x 9.0 x 3.3 mmの表面実装パッケージには、密封されていない金属蓋のあるFR4 ベース用がある。IQXO-597にはSine、Differential Sine(逆位相サイン波)、LVPECL※ の3つの異なる出力の発
生が可能である。
十分な周波数安定性± 20ppm、動作温度- 40 ℃~ 85 ℃で、公称最大周波数において、わずか± 70ppmの偏差である(25°Cでの周波数トレランス、動作温度範囲、供給電圧変動、負荷変動、10年の経年劣化を含む)。新製品のクロック発信器は100G/400G のデータ通信、高速ADC、DACおよびSerDes、コヒーレント光学モジュールなどに最適である。また、3.3 V で最大引き込み電流70mA(Sine)または120mA(LVPECL)、12kHz~ 20MHz(Sine @2.1930GHz)で15fs、10kHz~20MHz( LVPECL@ 1.0960GHz)で46fsと非常に低いRMS位相ジッタが特徴。梱包オプションは「Bulk」または「テープ&リール」。詳細なデータシートはウェブに掲載されている。
詳細はIQD社のウェブへ。(2018/10/05)
https://www.iqdfrequencyproducts.com/
[※訳者注] LVPECL:Low Voltage Positive Emitter Coupled Logic(周波数の高い信号向けに確立された差動出力の規格)