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CISPR 36:2018 第1版仮発行~車両外で使う受信機の保護

 この規格は、電気およびハイブリッドの路上走行車両の車外で使用する30 MHz 以下の受信機を保護するための限度値と測定方法を規定している。この最終国際規格案(FDIS)がPRV(Pre-Release Version)として発行された。投票期間は2018年8月24日~10月5日で、正式発行は2018年12月14日の予定である。
 この規格は、車に搭載していない周波数範囲150 kHz ~ 30 MHzの受信機器を(距離10 mで)住宅環境で使う際の保護を意図して設定された測定距離3 mの限度値と測定法を定めている。この規格に適合していても、住宅環境において車両から10 mより近い距離で使われる受信機に対し適切な保護を提供できないこともある。また、無線送信の新しいタイプにも適切な保護を提供しない場合もある。この規格は、無線受信妨害の原因になる恐れがあり内部バッテリ(3.1と3.7参照)によって動く車両から道路走行中に放射される電磁エネルギーのエミッションに適用する。同じ車両に搭載して使用する受信機の保護についてはCISPR 25が適用される。この放射エミッション要求事項はITU によって定義された無線送信機からの意図的な送
信や、これらの意図的な送信に関連したいかなるスプリアス・エミッションに対しても適用を意図していない。将来の改定を考慮した作業リストはアネックスAに掲載されている。
 詳細はIECのWebへ。(2018/08/24)
https://webstore.iec.ch/publication/63795?utm_source=Webstore+Just+Published&utm_campaign=6a5a94cd38-JUST+PUBLISHED+by+the+IEC+-+Edition++2018-08&utm_medium=email&utm_term=0_61d266ee9e-6a5a94cd38-51596217