October, 9, 2018, Wilsonville--FLIR Systems, IncとCVEDIA PTE. Ltd., Incは、FLIRがCVEDIAに戦略的投資をしたと発表した。CVEDIAは、人工知能(AI)でセンサシステムを効率化するマシンラーニング(機械学習)アプリケーションの開発社。
CVEDIAのSynCityシミュレータソフトウエアツールは、自律システムOEMsや関連のセンサメーカーに超現実的、マルチモーダル、デジタル環境を提供し、それらのシステムが、従来のデータ収集技術を利用するよりも、遙かに高速、安全、安価にトレーニングできるようにする。CVEDIAが開発したSynCityは、実世界の物理学を特徴としており、多数の照明や環境条件をシミュレートし、人、動物、自動車などの物体を、人工知能が実際の、生きているものとして解釈できるように提供する。これは、顧客のニューラルネットワーク組織に供給する高品質のデータセットを生成するので、これらのディープラーニング(深層学習)システムをトレーニンングする時間を実質的に短縮し、プロセスを容易にする。
FLIRによるCVEDIAへの戦略的投資は、両社が熱スペクトルベースのディープラーニングツール開発を促進する機会を作る。このようなツールは、FLIRや選ばれたパートナーがAIをFLIRのセンサやシステムに組み込んで利用する。FLIRの先進的熱イメージングセンサは、生物の検出、夜間や悪環境条件で見たり、工業プロセスの異常特定に最適な技術である。このような熱イメージングセンサは、自動車、軍、産業アプリケーションにおける重要な能力になる。今回の投資により、CVEDIAは同社事業拡張を可能にする成長資金を確保することになる。
「CVEDIAへの今回の投資は、当社のセンシングソリューションの革新力を強化することになる。これにより当社の顧客は、より迅速かつ正確にミッションクリティカルな決定ができるようになる」とFLIRの社長/CEO、James Cannonはコメントしている。さらに同氏は、「ユーザーあるいはシステムに重要情報を自動的に提供するソフトウエアアルゴリズムの追加は、重要な特徴である。これによって、われわれのセンサが生成する特徴的な、豊富なデータが増える。われわれは、当社の非常に先進的なソリューションの変革にこれらのツールを幅広く適用できると考えており、CVEDIAチームとのコラボレーションを楽しみにしている」と続けている。
(詳細は、www.flir.com)