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非常に優れた位相ノイズ性能を持つ基準自励発振器

 RF、マイクロウェーブ、ミリ波製品の大手メーカーPasternack社は、自励基準発振器6機種を発売した。この新製品は、低い位相ノイズとスプリアス性能レベルで非常に安定した正確な出力周波数応答を生成し、位相ロックループ、ファンクション・ジェネレータ、周波数合成器、通信レシーバ、レーダー、ナビゲーション、調査・試験・測定用途に最適である。この自励発振器は固定チューニングで、堅牢度の高い緩衝アンプ出力ステージのある理想的な位相ロックループを持ち、アッセンブリに不可欠な高安定の内部クリスタル基準を使用している。非常に信頼性の高い単一出力周波数源を提供し、温度安定性、誘導ノイズ、全体の効率性に関して優れた性能を発揮する。新製品6機種の単一出力周波数は10 MHz、50 MHz、100MHzである。またスタビリティレベル+/-5 ppmの信頼性の高い周波数出力、1 ppm以下のエージングレートを可能にする設計である。その他、出力パワーレベル+7 dBm、位相ノイズは10 KHzオフセットで-150 dBc/Hz、スプリアス出力も-70 dBcと低い。モジュールは、-30 ~ 70°Cと幅広い温度範囲で動作し、単一の正電圧源が必要である。購入する際は、DCバイアスピンを備えたコンパクトなSMAコネクタパッケージか、設置スペース用のダウンロード可能なGerberファイルを持つ精密な表面実装パッケージの略図、どちらかを選択できる。堅牢なSMTおよび同軸パッケージ設計は高い信頼性を誇り、衝撃・振動に厳しいMIL-STD-202環境試験条件をクリアしている。「当社の自励基準発振器の新シリーズは便利な固定チューニングで、非常に正確で時間が経過しても安定している単一出力周波数を提供する。このモジュールは、位相ロックループ関連の用途に関わる設計者や、周波数合成器の外部基準源として、特に有用である」と同社Active Component Product ManagerのTim Galla氏は話している。同製品は在庫があり、最低発注量の制限なしで即出荷可能。
 詳細はPasternack社のウェブへ。(2017/05/10)