規格のタイトルは「修正票1- 電磁両立性(EMC)- 第2-2 部:環境-第2 章:公共低電圧電源系統における低周波伝導妨害及び信号発生の両立性レベル」。IEC 61000-2-2:2002+A1:2017 は、周波数範囲0 ~ 9 kHzの伝導妨害に関する規格で、電源線通信システムについては周波数が最大148.5 KHzまでを扱っている。公共低電圧交流(a.c.)の単相公称電圧420Vまで、または3相公称電圧690V、公称周波数50 Hzや60 Hzの配電システム用の両立性レベルについても記載されている。公共低電源システムに予想されるタイプの電磁妨害に対する両立性レベルが、以下のガイダンスとして明記されている。
・公共電源システムに対して妨害波エミッションの限度値を設定する
・公共電源システムに存在する伝導妨害波に曝される製品のイミュニティ限度値を製品委員会などにより設定する
この合併版は、第2版(2002)とその修正票1(2017)により構成されている。したがって修正票を追加注文する必要はない。
規格の購入はIECのウェブへ。(2017/06/27)