ディズニー・リサーチは、各電子機器からの放射エミッションによって、いろいろな製品を識別する低コストの方法を開発した。この技術はディズニー・リサーチのChouchang Yang氏とAlanson P. Sample氏が開発したもので、米国フロリダ州オーランドで5月3日に開催されたIEEE国際会議RFID 2016で発表された。ディズニー・リサーチは印刷されたバーコードと比較すると、従来のRFID技術が用途によってはどれぐらいコスト高になるのか説明しているが、新技術では、この価格バリアを克服するため個々の機器を特定する手段として、ほぼ全ての電子・電気機械デバイスから発生する独自の電磁エミッションを利用する。この技術を使用すると、物を型式(すなわち電話、テレビ、台所機器など)によって分類することが可能であるとわかった。新しい分類とランキング・アルゴリズムを用いて、この方法で電子玩具、携帯電話、ラップトップなどさまざまなデバイスを「デバイスタイプ次第で72% ~ 100%の間」という精度で特定することすらできる。
詳細はディズニー・リサーチのウェブへ。(2016/05/18)
写真提供:Disney Research