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ホワイトサンズミサイル実験場で電磁界を分析

 米国ニューメキシコ州のホワイトサンズ・ミサイル実験場(WSMR:White Sands Missile Range)は、米陸軍が使用予定の電子製品について実地試験をおこなう機関で、該当製品の電磁エミッション評価も業務の1つである。ニューメキシコ州立大学(NMSU)電気工学科の準教授Muhammad Dawood氏とSang-Yeon Cho氏は、コンピュータサイエンスの助教授Zachary O.Toups氏と共に「WSMRで電子ハードウェアに対する実地試験のデータ精度改善に助力することになった」とNMSUが報じた。調査チームはWSNRから3年分の補助金を援助され、それを「2面性のある問題に対処する」のに使っている。問題の1つは正確な実地測定を得られないことであり、2番めの問題は、試験を計画している人々の対立を避ける困難である。「現在の測定技術は、供試機器に近い電磁界の分布を実際に歪めている」とNMSUは付け加えた。このプロジェクトのゴールの1つは、フィールドそのものを乱したり妨害することなく測定できる電気光学プローブを開発することである。
 詳細はNMSUのウェブへ。(2016/05/18)

写真提供:New Mexico StateUniversity