多様な電磁波問題をシミュレーションするための強力なソリューションを提供する3次元電磁界解析ソフトウェア:XFdtdは、1994年にFDTD法商用ソルバーとしてリリースされて以来、15年以上にわたり世界の電磁界解析に関わる研究者、技術者に提供され続けている。進化し続ける計算アルゴリズムに加え、研究者が要求する精度・速度・安定性に対応できる豊富な機能と柔軟なカスタマイズ性により、その歴史と実績に支えられた信頼は、多くのユーザに支持されているという。XFdtdには、作業時間を減らす工夫が数多く施されており、解析の高速化はもちろんのこと、アルゴリズムの簡明さ、繰り返し作業の削減、解析結果の比較のしやすさ、カスタマイズ性の高さなど、研究者・エンジニアの視点を強く意識したつくりになっている。
電磁界解析手法として長年信頼されているFDTD法に、精度・解析速度を向上させる最新テクノロジー(XACT・GPUアクセラレーション)が追加。XFdtdは新たなFDTD法ソルバーとして生まれ変わった。
また、FSSの解析や幾何光学解析理論の応用・FDTD法の改善等の業績で著名なR.J.ルーバス教授とその大学院生により設立されたRemcom社は、電磁界解析をコア技術として、特殊な電子デバイス、生体分野、大規模問題、地形等も考慮した電波問題など、専門分野のソリューション技術も提供している。豊富な専用ソフト群がユーザ様の課題解決を強力にサポートする。
●XFdtd v7.5の最新機能
【回路最適化機能】
回路設計に影響を与える解析空間すべての状態を考慮し、回路素子(インダクタンスやキャパシタンス)の値をターゲット周波数に合うように計算。
・複数の共振点を持つアンテナにも対応
・GPU対応
【タッチスクリーン解析機能】
投影型の静電容量方式のタッチスクリーンにおける、センサーパターンの評価・設計に適した機能。基材やタッチペンなどの物性値を考慮した静電解を求め、静電容量マトリックスや電圧分布、電界分布を表示できる。
詳しくは以下のウェブサイトを参照。
–構造計画研究所(日本語)
–Remcom社(英語)