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卓越した近傍位相雑音性能を実現したスペクトラムアナライザ

VHF/UHF帯の狭帯域通信装置の厳しい近傍スプリアス試験から無線バックホールなどのマイクロ帯までの送信評価を1台で行えるシグナルアナライザ(スペクトラムアナライザ)MS2840A。2000年代以降に発売されたスペクトラムアナライザの多くはモバイル通信用として、位相雑音性能はMHz台のオフセット周波数で最適化されてきた。MS2840Aは、kHz台のオフセット周波数における位相雑音性能を重視しており、ミドルクラスのスペクトラムアナライザに近傍位相雑音性能を求める顧客へ、新たな選択肢を提供する。
●近傍位相雑音性能は、一世代前のハイエンドクラス製品を凌駕
●短波/VHF/UHF帯の狭帯域通信装置の近傍スプリアス性能評価を充分な余裕を持って実施可能
●無線バックホールなどのマイクロ波無線装置の送信評価にも使用可能

 アナログ無線(F3E等)や狭帯域ディジタル無線(ARIB STD-T61/T79/T80/T86/T98/T102/T115/T116/B54等)などの狭帯域無線において、新スプリアス測定(平成17年改正)の近傍帯域・帯域外領域の測定時には、スペクトラムアナライザに優れた位相雑音性能が求められる。MS2840Aは、その測定を充分な余裕を持って実施できる。

【無線機の送信特性の評価機能を標準搭載】
スプリアスや占有帯域幅、隣接チャネル漏洩電力、周波数カウンタ、USBパワーセンサ接続機能など、送信特性の評価に必要な測定機能を標準搭載している。

【多面的な解析に役立つ各種オプション】
 無線機の評価に役立つ次のオプションを用意している。
●ベクトル変調解析ソフトウェア(MX269017A)
●アナログ測定ソフトウェア(MX269018A)
●位相雑音測定機能(MS2840A-010)
●雑音指数測定機能(MS2840A-017)

詳細情報は、アンリツ社のウェブサイトを参照。(2016/06/30)