新興会社の1つであるSafeSleeve 社は、人体への輻射を防止する携帯電話およびノートパソコン用のカバーを生産しているという。「同社初の製品はノートPC のケースで、人体への電磁波を防ぐ軍用レベルの材料を使用。電磁放射を99パーセント減らすという同社の研究をFCC ( 米国連邦通信委員会:Federal Communications Commission) が認定した」と、Coast News の記事は述べている。Coast News によれば、同社創設者のCary Subel 氏とAlaey Kumar 氏は、ノートPC 用ケースの実用レベル試作品を製作するためにクラウドファンディングサイト「Indiegogo」を使用して2万2千ドルを集めた。約1年半後、2人は携帯電話用カバーの製造ラインを新設。携帯電話用シリーズはiPhone ケースからスタートし、サムスンやアンドロイド用にも拡大した。SafeSleeve 社の携帯電話ケースはウォレット型で、スタンド型もある。上部には通話を聞くための切り込みがあり、下部にはマイク用の開口部を設けてある。さらに、この携帯電話ケースにはRFID (Radio FrequencyIdentification:無線周波識別) 保護機能があり、クレジットカードやデビットカードの情報漏洩を防ぐ。「放射について強引な意見を述べているわけではない」とKumar 氏は話す。「デバイスの法的説明を見ると、身体から少なくとも5ミリは離すようにとメーカーが言っているのがわかるだろう。リスクについてみんなに気づいてほしいと思っているだけだ」SafeSleeve 社の製品は40ヵ国以上で販売され、中東市場への拡販も見込んでいる。流通にはSafeSleeve 社のウェブだけでなく、米国の主要な小売業者、欧州やオーストラリアの業者も関わっている。
詳細はCoast News のウェブへ。(2015/11/11)