1、2年後には、ワイヤレスで充電ができコード不要の電子機器が、一般に購入可能になるだろう、という発表があった。
「機器ごとに違う充電用コードの代わりに、携帯電話やノートPC を置く場所が1ヵ所あればよく、置けば自動的に充電できる。コードは全く不要となる」と、WiTricity 社の技術主任Morris Kesler氏は言う。
このワイヤレス充電技術は、スマートホンやタブレット、ノートPC からハイブリッド車まで、充電するのにコードや電池が必要な電子機器すべてに使用できる。WiTricity 社の新技術により、心臓補助ポンプなど電源供給が難しい用途での使用も容易になると見られている。医療機器のサポートだけでなく、近い将来、軍用の用途にも進出したいと同社は考えている。もちろん一般消費者にとっても便利な技術である。
Kesler 氏は「やっと市場が技術に追いついてきたということ。顧客がこの技術を簡単に実用化できるよう、ライセンス契約の標準化を進めている。各社それぞれの用途に合うライセンスでスタートできるよう、現在プロトタイプとレファレンス設計を開発中で、WiCAD シミュレーション環境や、高価なプロトタイプを作る前にバーチャルで各社の設計仕様を作成できる設計ツールを提供する予定である」と述べている。
詳細はPhys.orgのウェブへ。(2014/11/12)