この規格のタイトルは「電気照明及び類似機器の無線妨害特性の限度値及び測定方法」である。CISPR 15 : 2013+A1 :2015 は、以下に列挙したものからのエミッション( 放射と伝導) に適用する。
– 低圧電源または電池への接続で点灯し、照明を目的とした光の発生及び/又は分配を主機能とするすべての照明機器
– 基本機能の1つが照明である多機能機器の照明部分
– 照明機器専用の独立形附属装置
– 紫外線及び赤外線放射応用機器
– 広告用のネオンサイン
– 屋外で使用することを意図した街路/投光照明
– 輸送機関照明(バス及び電車の中に設置された照明)
この規格の適用範囲から除外されるものは以下のとおり。
– 工業、科学及び医療用無線周波数(I SM周波数:Indust r y-Science-Medical Band~国際電気通信連合(ITU)無線規則 決議No. 63(1979年)で定義)で点灯する照明機器
– 航空機用及び空港用の照明機器
– 無線周波数範囲内での電磁両立性要求事項が、その他のC I S P R規格に明白に示されている機器
– 適用周波数範囲は、9 kHzから400GHzまでである。
この第8版は、2005 年に発行された第7版と、その修正票1 (2006) および修正票2 (2008) を廃止し、差し替えるもので、技術的な改定である。この版は、前の版に対して下記の通り重要な技術的な変更を含む。
– L E D照明と照明器具の追加、試験電源電圧と周波数の明確化、C I S P R 15適用範囲に入るさまざまなタイプの照明機器の限度値を適用する第5項の改善
– キセノンランプを利用した点滅タイプの非常用発光照明器具に対する要求事項を導入
– ネオンサインやその他の広告灯に対する要求事項を導入
– 光源の動作周波数が100 Hz以下の場合、30 MHz~300 MHzの放射妨害に関する要求事項を明確化
この版には2013年6月の解釈シート1と2 が含まれている。この統合バージョンは、第8版(2013) とその修正票1 (2015)で構成されている。従って、この版に加えて修正票を注文する必要はない。
詳細は下記のウェブへ。(2015/3/27)
»» IEC(Webストア)
»»プレビュー(PDF)