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室内ドラッグ栽培摘発でアマチュア無線家が警察に協力

アマチュア無線家が警察に協力して、無線周波数妨害(RFI:Radio Frequency Interference) を引き起こしている室内マリファナ栽培業者を摘発できるという。無線家は無線機とポータブルアンテナを近所に持ち込み、増え続けている違法な工場の位置を明らかにする。このRFI は、たくさんの異なる音を作り出す。「ぽんっという音やブーンという音、口笛など、私たちが聞いているありとあらゆる雑音」とアマチュア無線家の1人は言う。室内のマリファナ「栽培業者」は、マリファナを成長させるのに、光(蛍光灯またはLED)と、高圧ナトリウムまたは金属ハロゲン化物しか必要としない。中国の製造業者はどんどん製品を作っているので、照明システムと近くの電子機器の間に大きなRFI が発生する。使用するランプと照明システムの多くはFCCのラベルがないもので、そういう機器はFCC規則適合試験をしないので、結果として大きなRFIをまき散らすことになる。アメリカのアマチュア無線連盟(ARRL : American Radio RelayLeague)にはアマチュア無線家から妨害報告が寄せられるが、特にカリフォルニア州やコロラド州などマリファナが犯罪と見なされない、あるいは合法とされている地域では、膨大な数に上る。
 事件は、カリフォルニア州King City のカリフォルニア州の消防機関CAL FIRE の近くで起こった。栽培業者からのRFI のせいで、消防署の非常用電話のスピーカーに絶え間なくブンブンという音が混じり、ラジオ放送や電話の受信が妨害を受けたのである。発信源を特定するのを手伝ううちに、地元の無線家の1人がRFI だけで自宅近くのマリファナ栽培業者5ヵ所を発見した。「1人の勤勉なアマチュア無線家が地元の栽培用品店(growshop) で照明とバラストを借りてRFI 試験を実施し、1つの照明とバラストの組み合わせが700メートルの距離まで妨害を起こすことがわかった。我々の経験では、室内栽培のほとんどは1つ以上の照明とバラストを使っているのでRFI が大きくなる」という。「これを追跡できれば、誰でも栽培場を発見できる。長く耳を傾けていれば、いつ照明を切ったか、説明できる。いつ収穫するかまで、きっちりわかるんだ」とアマチュア無線家のTomThompson はコロラドの新聞に語った。
 麻薬取締官はこの情報を違法な麻薬取引を発見するのに役立てている。カリフォルニア州サンフランシスコ湾岸の麻薬取締官は、パトカーのラジオ妨害から7ヵ所の室内栽培業者を発見した。
 詳細はPoliceOne.comのウェブへ。(2015/02/11)