米国エネルギー省の再生可能エネルギー研究所(NREL :N a t i o n a l R e n ew a b l e E n e r g y L a b o r a t o r y) は、A M E T E KProgrammable Power 社より、2番目のAC/DC 高電力源を購入した。AMETEK 社のシステムは、エネルギーグリッド試験に最適な高電力インバータである。NREL が2013年に購入した以前のAMETEK ユニットと平行に設置すると、この新システムは最大2 MVA を供給することができる。これは同社の従来製品で最も大きいシステムで、世界最大のAC グリッドシミュレータとなる。
「2つのシステムはそれぞれ、4つのRS270 ユニットで成り立ち、各ユニットは270 kVA の電力を発生させることができる。8個の制御シャーシにより、NREL のエンジニアは1個の2 MVA、2個の1MVA システム、4個の540 kVA ユニット、2個の810 kVAユニット、2個の270 kVA ユニット、または8個の独立した270kVA ユニットとして遠隔制御できる。この能力は、電力網をシミュレートして、異なる再生エネルギー技術の相互影響について理解を深めるのに必要な自由度をNREL に提供する」と同社は話している。システムの特注もでき、外部の駆動信号を使うことによってエンジニアはリアルタイムで制御可能になる。これにより処理時間の遅れがなくなり、システムコントローラーは不要となる。
このシステムは試験期間中のエネルギーを85パーセント以下することでエネルギーコストや空調条件要求を減らし、従来のAC電源を不要にする。試験期間中の放熱も、85パーセントに減少する。NREL は、電力系統システムの試験と他の実験に、このシステムを使用する予定である。
詳細はAMETEK 社のウェブへ。(2015/04/22)