Berkeley Nucleonics 社は、27GHz まで測定できるリアルタイムスペクトラムアナライザの新モデルRTSA7500 を発表した。このスペクトラムアナライザは費用対効果が良く、高機能であり、1万4千ドルでお釣りがくる値段で、100kHz ~ 8GHz、18GHz、27GHz の周波数範囲を測定できる。同社によると「モデルRTSA7500 は、周波数制御、マーカー機能、マルチ・トレース機能など、スペアナの標準的な仕様をすべて備えている。特定の周波数をトラッキングするマーカーと合わせて、Wi-Fi やLTEのような複雑なデータ信号を測定するリアルタイム・トリガ・モードも備えている。リアルタイム・トリガは、RTSA7500 内部の高度なFPGA ベースのデジタル信号処理によって可能になり、最高100MHz の瞬間的な帯域幅全体にわたって、時間的に変化する捕捉しにくい信号を取り込むことができる」という。その他の特徴は、デジタルシグナルプロセッサ (DSP: Digital SignalProcessor) によるフィルタリングや排除、100% の補足確率(POI)の最小信号持続時間が短い1.02 μs、ダイナミックレンジは最大100 dBc なのでスプリアス測定に制限がない、マルチチャンネルに同期した10 MHz の入力/ 出力、高いサンプリングによるアナログI/Q 出力などである。
詳細はBerkeley Nucleonics 社のウェブへ。(2015/05/28)