Pasternack 社は、周波数範囲26.5 ~ 110 GHz に対応した新しい高性能の導波管検出器を発表した。検出器はゼロバイアスで、周波数帯はKA、Q、U、V、E、W で性能を発揮する。検出器はゼロバアイスなので、外部DC バイアスまたは機械的調整は不要である。検出器は頑丈な鋼鉄構造、高い熱安定性、温度範囲0℃ ~ +50℃で性能保証、負の出力電圧極性、感度レベル範囲は-600 mV/mW ~ -3000 mV/mW なども提供する。導波管検出器は、広範囲にわたる航空宇宙、防御、民間などの無線用途で使用するために理想的である。更に用例を上げれば、電力検出、電力監視、高周波通信、レーダー・システム、SATCOM、テレコミュニケーション、データリンク、研究開発、計測など多くのものがある。6モデルの検出器には、汎用性の高い導波管サイズのWR-28 ~ WR-10 が使われ、映像出力にSMA雌コネクタを使用しているという。検出回路は、極端に接合静電容量が低い、高性能のGaAs ショットキーバリア・ビームリード・ダイオードを使用する。これらの設計は、全ての導波管帯域で平らな周波数応答が得られ、最小の感度変化で性能を発揮する。
詳細はPasternack 社のウェブへ。(2015/07/23)