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音波でデータをハッキングできるという報告

音波を利用することでデータをハッキングし、送信できることをセキュリティの専門家が発見した。ロイター誌は「攻撃者は、コンピュータだけでなく、プリンタ、エアコンなど、あらゆる種類の機器の一般的な入出力回路の物理的要素を予め決められた周波数で振動させることで使うことができる。事実上、すべて無線に変えられる」と報じた。近くにあるAM ラジオアンテナで情報がいったんピックアップされると、データは翻訳され理解できる状態になる。ラスベガスで毎年開かれるBlack Hat Security Conference で、専門家グループはレポーターに対し、振動が聞き取れる場合も聞き取れない場合もあると話した。Red Balloon Security のAng Cui 氏は、「Funtenna」と名付けられたハッキング・アンテナのプロトタイプを紹介した。redOrbit によれば「Red Balloon チームはPantum レーザープリンタをターゲットに選び、これまでになかった方法でプリンタを起動した。チップエネルギー出力を素早く往復して切り替えることで、プリンタから電磁放射が発生した。生成された出力は遅いが、本格的なコンピュータ動作(つまり攻撃者の興味を引く)を伴う場所にある密集したケーブルは一種のアンプとして働く。プロセスを完全なものにするために、潜在的ハッカーはコンピュータが使われている建物の近くにアンテナを設置する必要がある。「もっと狡猾な方法では、ハッカーはターゲット機器に侵入し、送信前に入手希望データを正しいフォーマットに変換する必要もある。だが、この方法だと、核施設にあるコンピュータなどインターネットにも接続されていないコンピュータからデータを送信できるという(犯人の立場から見れば) メリットがある」と研究者グル-プは補足した。詳細はred Orbit のウェブへ。(2015/08/13)