Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

December 25, 2013, Milano--欧州投資銀行(EIB)とプリズミアン(Prysmian Group)は、2013-2016年の同グループのヨーロッパR&Dプログラムに資金を供給するために1億ユーロの融資がまとまったと発表した。今回の融資は、この期間中ヨーロッパの計画投資の約50％を構成する。プリズミアングループの世界規模のR&D予算は、この4年で3億ユーロとなっている。
EIB融資は特に、6ヶ国(仏、英、オランダ、スペイン、ドイツ、イタリア)の同グループR&Dセンタの開発プロジェクトをサポートする。融資の受け取りシェアが大きいイタリアがグループのR&D拠点となり、光ファイバ、電力供給ケーブル、海底システムの製造センタとなる。プリズミアングループは、ヨーロッパ、南北アメリカ、アジアなど世界中に17のR&Dセンタを持っており、550人の研究者と技術者、5600を超えるパテントを有している。

融資の用途
・産業研究:ナノテクノロジーを用いた画期的な材料の研究、ネットワークモニタリングおよびマネージメントシステムの研究。ケーブルデザインを最適化して電気損失を減らし、配電システムで使用する光ケーブルの最適化も行う。
・イノベーションと実験: ケーブルデザインで代替材料を使うこと、製品プロジェクトの最適化が焦点になる。
・新製品の開発: 地下および海底電力伝送ケーブルとシステム、高圧P-Laserケーブル、再生可能エネルギー分野向けケーブル、ハイパフォーマンス光ケーブル、FTTHおよびFTTA(Fibre-to-the-Antenna)アプリケーション向けケーブル、モニタリングとマネージメント用スマートケーブルおよびシステムの開発他。