Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

December 2, 2013, Moirans/Grenoble--NikkoIA SASは、2013年に複数の共同開発プログラムの助成金獲得を発表した。これら助成金は総額150万ユーロを超え、今後2年で開発ロードマップを推し進めていく。
最近獲得した共同プロジェクト「NIRオプトエレクトロニクス向け有機半導体」は、ヨーロッパのFP7フレームワークプログラムの一環。
このプロジェクトは、NIR(近赤外)スペクトラムで感度のある新しい有機材料の開発を通じてNikkoIAの技術を拡張するものであると同社は説明している。プロジェクトの目的は、NIR感光性有機半導体材料をチューナブル検出感度ウインドウを持つセンサやフォトディテクタの開発に利用することにある。これに含まれるのは、有機エレクトロニクス向けのNIR吸収、発光有機材料の合成、評価、応用。
同社によるとこれは、他の認定プログラムを補完するものとなる。他のプログラムは、より製品指向であり、on-a-SiアクティブマトリクスTFTバックプレーン、シリコンCMOS基板のいずれかをベースにした有機イメージセンサの開発を専用に行う。また、ターゲットアプリケーションとしてはバイオメトリクス、医療、モノや人のセキュリティなどが挙げられている。