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量産ゴールドナノロッドサイズを制御できる新技術

November 22, 2013, Raleigh--ノースカロライナ州立大学(NC State)の研究チームは、ナノスケールのゴールドロッドを効率よく量産できる技術を開発した。しかも、ナノロッドのサイズおよび光学特性を制御できる。ゴールド(金)のナノロッドの光学特性は、イメージング技術から癌治療までのバイオメディカル用途に最適であると研究チームは説明している。
「この技術によってゴールドナノロッドの量産が容易になる」とNC State材料科学・工学助教授、Dr. Joseph Tracy氏はコメントしている。「これは科学界、バイオメディカルR&D界の両方にとって朗報だ」。
NC Stateの研究チームは、既存技術から出発した。既存技術では、2つの化学溶液を混ぜ合わせることでゴールドナノロッドが形成される。しかし、その技術では金の30%しかナノロッドに変換できず、残りは溶液に溶解される。
残った金の70%をナノロッドに変換するために研究チームはアスコルビン酸を溶液に連続的に加え、絶えず混合液を攪拌した。元来アスコルビン酸は金を溶液から取りだし、それを現在あるナノロッドに堆積させる。
さらに、研究チームはアスコルビン酸の加え方をゆっくりにすればするほど、ナノロッドが太くなることを見いだした。この点は重要である、というのはゴールドナノロッドの光学特性は、そのアスペクトレシオ(縦横比)に依存するからだ。例えば、長くて薄いゴールドナノロッドは800nmより長波長(近赤外)の光を吸収するが、短くて広いゴールドナノロッドは700nm以下の波長(赤、ダークレッド)の光を吸収する。
「このような光学特性を精密に調整できることは、新しいバイオメディカルアプリケーションの開発にとって極めて有用である」とTracy氏は話している。
(詳細は、 www.ncsu.edu)

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