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アジレント、信号発生器/シグナル・アナライザに周波数拡張モジュール

October 30, 2013, 東京--アジレント・テクノロジーは、Virginia Diodes(VDI社)と共同開発した、シグナル・アナライザおよび信号発生器用の周波数拡張モジュール製品群の販売を開始した。VDI社は、ミリ波、サブミリ波およびテラヘルツ帯のデバイス、部品、システムを信号発生器やシグナル・アナライザ向けに提供している。
VDI社のモジュールは1.1THz(テラヘルツ)までのミリ波、サブミリ波帯をカバーし、アジレントの信号発生器やシグナル・アナライザの周波数帯を拡張できる。電波天文、医療、材料、広帯域通信の初期段階の研究ニーズに対応可能。
マイクロ波の周波数が混み合うようになるなか、十分な変調帯域幅の確保の目的で、高周波数を利用するアプリケーションが増加しつつある。いわゆる第5世代(5G)移動体通信もミリ波が検討されるなど、次世代ワイヤレスにおけるミリ波、サブミリ波の重要性はさらに増してきている。それにともない、測定の難易度も格段に増している。アジレントの信号発生器やシグナル・アナライザと、今回発表のVDI社の周波数拡張モジュールを組み合わせることで、複雑なミリ波信号の発生や測定を正確に行うことが可能となる。
VDI社の新モジュールは他の周波数エクステンダと比較して優れた性能を示しているため、より正確な測定結果を得ることが可能。たとえば、VDI社の信号源モジュールは高い出力パワーを実現しており、シグナル・アナライザ・モジュールは低変換損失で高感度を実現している。これらの性能によりダイナミックレンジも優れていることから、様々な測定に最適となっている。
VDI社のシグナル・アナライザ・モジュールには、標準外部ミキサモードと広帯域ブロック・ダウンコンバータ・モードの2種類の動作モードがある。広帯域ブロック・ダウンコンバータ・モードでは、アジレントのシグナル・アナライザまたは広帯域デジタル・オシロスコープ、および89600 VSAソフトウェアを使って、20 GHzを超える超広帯域の変調信号の解析が可能。

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