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アジレント、2社に分割する計画を発表

September 24, 2013, Santa Clara--アジレント・テクノロジー(Agilent Technologies Inc)は、 自社を独立した株式公開会社2社に分割する計画を発表した。1社はライフサイエンス・診断・応用市場(LDA)関連会社で、アジレントの社名を承継する。もう1社は現在の電子計測事業(EM)を承継する。今回の分割は、アジレントの株主に非課税比例分配により電子計測会社の株式を配分する方法で実施する計画。
アジレントの社長兼CEO、William (Bill) Sullivan氏は次のように語っている。
「当社は、2つのそれぞれ異なる投資・事業機会を有する会社へと発展を遂げてきた。当社は独立かつ戦略的にフォーカスした2社に分割し、それぞれの会社が成長・成功の最大化を目指す。」
さらに同氏は続けて、「アジレントの歴史は、改革の歴史と言える。HPからの分離に始まり、2005年以来、大規模な分離を4回経験してきた。過去に何度も経験していることではあるが、当社はここで改めて大胆な策に打って出ることにした。これにより、LDA会社およびEM会社が、今後もそれぞれ持続的な成長を実現していく」と語っている。

分割の利点
・LDAおよびEMそれぞれ異なるビジネスに経営陣が専念可能
・LDA会社は高成長のLDA事業に経営資源を集中。変動の大きいEM業界の影響を抑制
・EM会社は、かつてのLDA事業中心の投資から脱却し、自社の事業の経営資源を集中
・それぞれ独立した独自の2社として投資可能
・両社とも良好な財務状況で、目標とする有利子負債/EBITDA倍率は2.0倍未満

新アジレント
新アジレントは、ライフサイエンス・診断・応用市場においてグローバル・リーダーとなる。継続的売上の比率が高い魅力的な事業構成、バランスのとれた地域別事業比率となっており、新興市場・分子診断・臨床市場における成長機会および利幅の大きい事業機会に恵まれている。2013年度の売上高見込みは39億ドル。新アジレントは少なくとも現在と同水準で配当を継続していく見込みである。
アジレントの社長兼CEOはBill Sullivan、CFOはDidier Hirschが引き続き務める。

EM会社
新EM会社は、世界を代表するプレミア電子計測メーカーとなる。通信、航空・宇宙・防衛、産業、コンピュータ・半導体など、主要市場でリーダーとなる。2013年度の売上高見込みは29億ドル。EM会社は当初は配当を行わない見込み。
これまでアジレントの社長兼最高執行責任者を務めてきたRon Nersesian氏はアジレントのエグゼクティブ・バイスプレジデントとなり、新EM会社のCEOとなる。この変更は即日執行となる。これまでアジレントのバイスプレジデント兼財務責任者を務めてきたNeil Dougherty氏はアジレントのバイスプレジデントとなり、新EM会社ではCFOとなる。

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