All about Photonics

Home > News > News Details

News Details ニュース詳細

ADVAとIBM、マリスト大学、SDNとOpenFlow制御共同デモ

September 18, 2013, NY--アドバ(ADVA Optical Networking)は、ソフトウエアデファインドネットワーキング(SDN)とOpenFlowベース制御を使った仮想光伝送ネットワークのデモンストレーションに成功した。
IBM、マリスト大学(Marist College)と提携して開発したこのデモンストレーションは、業界初となる。データセンタ内の仮想化が標準になっているが、データセンタ間を接続する物理ネットワークへの仮想化の拡張は、これまで可能ではなかった。今回のデモンストレーションは、ニューヨークキャンパス内マリスト大学の研究施設で行われた。
「クラウド環境における帯域パタンは絶えず変わっており、静的なトランスポートネットワークでは動的な帯域ボトルネックを作り出している。SDNと関連のソフトウエアによって、敏捷かつ柔軟なデータフローを作り出すアプリケーション作成にすべてのレイヤーからアクセスするツールが使えるようになる。エンドユーザのエクスペリアンスを改善しながら、変化の激しい帯域要求に対処する唯一の方法は、ネットワークをより動的に、応答性よくすることだ。このテストベッドの技術では、ネットワークの設定は1度でよい。後は、リアルタイムのパフォーマンス指標に応じて全てが自動的に行われる」とマリスト大学コンピュータサイエンス・情報技術シニア講師、Robert Cannistra氏は説明している。
このSDNデモンストレーションでは、IBMのスイッチング、サーバ、ストレージ技術を設置した、3つの地理的に異なるデータセンタをADVA FSP3000をベースにした完全リコンフィギュラブル(再設定可能)、OpenFlow対応光ネットワークで相互接続した。マリスト大学が開発したオープンソースSDNアプリケーションは、光回線を動的に設定し、全てのネットワークレイヤでエンド・ツー・エンドフローをモニタ、マネージ、操作(クリエイト、変更、削除)する。
このプロジェクトの第1段階では、オープンソースOpenFlowコントローラで走るウエブインタフェースを開発し、瞬時のプロビジョニング、予め定義されたトラフィックプロファイルをダウンロードして光トラフィックパタンを迅速に再設定できるようにした。第2段階では、IBMのOpenFlow対応L2スイッチングファブリックをL1、L2の両方で完全にネットワーク仮想化されたネットワークに追加する。最終段階では、仮想マシン(VM)モニタリングソフトウエアをトリガーとしたアラームに応答して、データセンタ間で仮想マシン(VMs)の完全自動移動を達成した。これには、新規の光回線プロビジョニングも含まれており、これによって関連するデータセンタアプリケーションが仮想ネットワークアプローチからいかに恩恵を受けているかを実証した。
クラウドコンピューティングとデータセンタ仮想化は、これまでになく予想が難しい環境を作り出している。VMロードは、コンピュートリソースを効率的に利用するために、地理的に多様なクラスタやロケーションで絶えずバランスをとっている。もはや、ピークトラフィック需要に合わせてオーバープロビジョニングすることは経済的にも物理的にも有効ではなくなってきている。答えは、フローのエンド・ツー・エンド、全レイヤープロビジョニングができる全てのネットワークレイヤの柔軟性と拡張性ということになる。
(詳細は、 www.advaoptical.com)

製品一覧へ

関連記事

powered by weblio





辞書サイトweblioでLaser Focus World JAPANの記事の用語が検索できます。

TOPへ戻る

Copyright© 2011-2013 e.x.press Co., Ltd. All rights reserved.