Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

September 9, 2013, San Francisco--クレハンリサーチが発表したデータセンタスイッチ調査によると、2Q13データセンタEthernetスイッチ市場は最高業績、最高出荷実績を記録した。この市場セグメントでは10Gbps Ethernet(10GbE)の価格下落が市場の力強い成長を促し、データセンタ市場全体の成長を押し上げている。
データセンタスイッチ出荷の大半を占める固定/TORスイッチセグメントの10GbE価格は現在、1GbEのほぼ3倍になっている。
「1GbEのわずか3倍の価格で10倍の帯域を出せることが、10GbEデータセンタEthernetスイッチ採用の主要な原動力になっている。このような価格形成により、最終的には10GbEがデータセンタスイッチ採用の主流になると思われる」とクレハンリサーチ社長、Seamus Crehan氏は指摘している。
データセンタネットワーキング投資の力強い四半期と並んでファイバチャネル(FC)スイッチングも前期比増となった。ただし、データセンタEthernetスイッチ市場と比べれば、FCは緩やかな成長。Ciscoは特に好調だった、これは最近市場投入したフラッグシップMDS9700ダイレクタスイッチが同社のFCスイッチ総売上を40％近く押し上げたためであるとクレハンリサーチは説明している。