Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

August 29, 2013, Lowell--AFLは、WDM900ライトウエイブテストセットを発表した。急成長するDWDMテスト分野に高度なパフォーマンス解析と画期的な使いやすさを提供する製品であると同社は強調している。
WDM900は、特許申請中のAFL Health Meterを搭載しており、ユーザはOSNR、波長ドリフト、チャネルパワーの解析、記録、レポートができる。屋外および中央局で使うように設計されているのでWDM900は可動パーツがない設計となっており、振動、機械的衝撃、温度や湿度の変化に対する耐性が高い。他のWDM解析システムは、こうした点で使えなくなることがよくある。
「モバイルバックホールやメトロEthernetアクセスネットワークは、急速にDWDM技術に移行しつつある。現在DWDMネットワーク向けに使えるツールは、複雑、脆弱、高コストの光スペクトラムアナライザ(OSA)や極端に簡素化されたチャネルチェッカーであり、使用に耐えないことがネットワークマネージャには分かっている」とAFLのテスト装置部、シニア製品マーケティングマネージャ、Bill Thompson氏は指摘している。同氏によると、WDM900は集積フォトニクス技術と最先端のAFL Health Meterディスプレイを実績のある製品プラットフォームに統合し、スピードと経済性のあるOSAとチャネルチェッカーの耐久性を提供するものであると言う。
さらに同氏は、「WDM900は、徹底的に使いやすさを狙って設計されており、初めてのユーザでも自社のネットワーク全体に関連するOSNR、波長ドリフト、チャネルパワーを1分以下で捉えて詳細に記録できる。ユーザは、オンボードで包括的な報告を作成することができる。従来のOSAと異なり、WDM900は最小限のトレーニングしか必要としない」と説明している。
AFL Health Meterは、ユーザ定義のパス/フェイル基準に従って各DWDMチャネルを検査し、直ちにネットワークの健全性をユーザに報告する。技術者はワンタッチで計測の詳細を見て、問題点を確認することができる。