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HZB、固体物理学の新たなアプリケーションを開発

August 28, 2013, Berlin--ヘルムホルツセンタベルリン(HZB)のDr. Martin BeyeとAlexander Föhlisch教授の研究チームは、固体が非線形物理効果をベースにしたX線解析に適していることを示した。今日まで、これはレーザ解析でしかできなかった。
非線形効果はレーザ物理学の基礎をなす。今日まで、これはX線解析では有用とは見なされていなかった。X線法の根底にある物理学は線形効果のみに基づいていた。X線照射が、調べる対象に当たるときはいつでも、個々の光粒子、つまりフォトンの作用は分離している。
レーザでは、これは違っている。入射レーザ光のエネルギーとパワー密度を非常に高くできるので、フォトンは実際には一体となって働き、物質との相互作用から非線形効果が起こる。このことは、材料がある色(波長)を極度に強めることを意味する。言い換えると、緑の光である結晶を照射すると、照射された光は実際に赤くなる。色は、調べられる材料の構造的特性に正確に対応させることができる。
研究チームは、ハンブルクの短パルスX線レーザFLASHによる一連の実験を通じて、この種の効果がソフトX線を用いても達成でき、この方法は固体でも同様に有効であることを観察した。「本来なら、ソフトX線を使った非弾性散乱プロセスは効果がない。われわれの実験では、非弾性X線散乱がコンピュータ集中管理でどのように強化できるかを記録することができた。レーザのように、異なるフォトンが実際に協働し相互に増幅しあい、非常に高い計測信号となった」とMartin Beye氏は説明している。
(詳細は、 www.helmholtz-berlin.de)

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