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UCLAの研究者、腎臓障害テスト用にポータブル機器を開発

August 28, 2013, Los Angeles--腎臓のテストを行い、スマートフォンでデータを伝送する軽量、可搬デバイスをUCLAの研究チームが開発した。これにより、糖尿病やその他の慢性腎臓病の患者は病院に行く頻度が大幅に減少する。
スマートフォンベースのデバイスを開発したのはUCLAのHenry Samueli工学/応用科学校、電気工学/生物工学のAydogan Ozcan教授の研究室。同教授は、カリフォルニア・ナノシステム研究所副所長。
重量約1/3ポンドのデバイスは、数秒以内に患者の尿のアルブミンレベルを測定し、その結果を伝送する。アルブミンは血中タンパク質で、尿の中に見つかることは危険な兆候。
Ozcan研究室は、オプトメカニカル電話アタッチメント、使い捨てテストチューブ、およびデータを伝送するためのAndroidアプリとソフトウエアも開発した。
「アルブミンテストは、腎臓障害評価に頻繁に行われている、特に糖尿病患者に。このデバイスは、携帯電話が使える自宅または遠隔地でも、慢性的な患者には非常に便利なプラットフォームとなる」とOzcan氏は説明している。
糖尿病、腎臓障害、その他の病気の恐れがある患者は、健康モニタのために定期的に液状サンプルを提出しなければならない。時には、1日に1回と言うこともある。そのために研究室やヘルスセンタに出向く必要がある。
この新しいデバイスは、それに取り付けた2つの小さな蛍光チューブに可視光を通す。1つはコントロール液、もう1つは蛍光染料を混ぜた尿のサンプル。スマートフォンカメラが、追加レンズを通った蛍光を捉える。
Androidアプリケーションは、1秒以下で生画像を処理し、デバイスがテスト結果をデータベース、もしくはヘルスケア機関に伝送する。
尿中のアルブミン濃度を計測するテストは、<10 μg/mmの精度。これは、微量アルブミン尿などの診断条件で使われる臨床基準として十分に認められる精度。
テストにかかる時間は、小さな注射器で尿を蛍光チューブに注入してサンプルを用意する時間も含めて、約5分。Ozcanの推定では、デバイスは1個あたり50~100ドルで販売できる。また、iPhoneアプリも開発されている。

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