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ジュニパのQFabricアーキテクチャをStarBED3に採用

August 15, 2013, Tokyo--ジュニパ(Juniper Networks)は、同社のQFabricデータセンタネットワークファブリックアーキテクチャがStarBED3強化に採用されると発表した。StarBED3は、情報通信機構(NICT)が運用する最先端のIPネットワークシミュレータ。
ジュニパのQFX3000-M QFabricシステム導入により、StarBED3は、超低遅延、広帯域インフラストラクチャとなって、次世代ネットワーク、セキュリティ、サービスのR&Dをサポートできるようになる。
北陸StarBEDテクノロジーセンタにあるStarBED3は、NICTの第3世代IPネットワークテストベッドで、大規模で複雑なネットワーク環境のエミュレーションを目的としている。このような環境は、研究者たちが新しいインターネット技術のシミュレーションを行い、テストを実施するのに不可欠の環境。世界最大のエミュレーションテストベッドの1つとして、StarBED3は1100を超える物理サーバ、ネットワークスイッチクラスタで構成されており、200Gb/sまでの速度で動作するバックボーンで、実験ノードを制御し、相互通信をサポートしている。
StarBED3ネットワークインフラを構築する上で重要な課題は、物理空間と消費電力の限界内で運用しながら最大可能サーバ数接続をどのように実現するかであった。もう1つの課題は、従来のアプローチはコアスイッチをシングルロケーションに集中することでケーブル密度が高くなり、保守・運用の点で大幅な妥協を強いられることである。NICTは、QFabric技術により、これらの課題を克服することができた。
QFabricシステムは現在、StarBED3で224台の実験サーバを高速接続しており、遅延は3マイクロ秒(μs)以下で、全てがコンパクトなスペースに低消費電力で収められている。
ジュニパによると、QFabricアーキテクチャは40Tbpsまで拡張可能であり、JunosネットワーキングOSで単一のスイッチとして動作するのでデータセンタ運用作業が大幅に軽減される。

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