Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

August 12, 2013, Hadapsar Pune--マーケッツアンドマーケッツ(MarketsandMarkets)の「ソフトウエア・デファインドデータセンタ(SDDC)市場」(2013-2018)によると、同市場は2018年に54億1000万ドル規模になる。
SDDC世界市場は、2013年に推定3億9610万ドル。これが2018年には54億1000万ドルに拡大する。2013-2018年は、CAGR 68.7％で成長することになる。現在のシナリオでは、通信サービスプロバイダがSDDCソリューションの最大利用者であり、クラウドサービスプロバイダがこれに続いている。地域では、北米が最大の市場となるが、APAC地域は今後、極めて速いペースで成長すると見られている。
リソースプーリング要求とともに経済性、柔軟なデータセンタソリューションに対する要求が強まっている。また、ベンダロックインの破壊とネットワーキング設定の自動化要求の高まりもSDDC市場の今後を形作る上で重要な役割を演ずると見られている。ソリューションは独立に運用できるとしても、統合して全体的にコスト効果の優れたソリューションをデータセンタに提供できる。大手Tier1企業や多くのスタートアップがSDDCを目指して、この成長市場に参入しようとしている。
この市場の主要な原動力は、処理パワーとメモリにおけるイノベーション、リソースプーリング、マニュアル/カスタムネットワーキング設定に対する高い需要。また、マルチテナントサポートやベンダロックインの解消要求とともに、ハードウエアベースの価格モデルからソフトウエアベースの値付けへの移行もある。仮想化やソフトウエア・デファインドソリューションを提供している企業は、この成長市場で競争優位性が得られると見ており、全面的な統合SDDCに向けて新しいソリューション、インテリジェントな統合マネージメントプラットフォームの実現に取り組んでいる。