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マシンビジョンで水泳選手の生体力学を計測

August 9, 2013, Barcelona--スペインで開催された第15回FINA世界水泳選手権で最先端の画像処理システムを使った選手のモニタリングが行われた。
これは、選手の生体力学的なデータを取得できるように設計されており、InThePool 2.0と名付けられている。取得するデータとしては、通過タイムと速度、ターン、ストロークの周期と大きさ。このツールで取得したデータは、統計データとしてまとめられ、チームおよびトレーナーが各泳者のパフォーマンスを分析し、相互に比較できるように価値ある情報として提供される。また、データはテレビ放送局にも提供され、視聴者のエクスペリアンス向上に役立てられる。
同システムを設計、導入したのはスペインのSan Sebastianにあるモーションキャプチャ技術の企業、STT社。同社は、産業および科学アプリケーション向けにマシンビジョンや3Dスキャニングを、また医療アプリケーション、バーチャルリアリティ、アニメーションスタジオ、スポーツ生体力学向けにモーションキャプチャを提供している。
FINA世界選手権に導入されたInThePool 2.0には、Allied Vision Technologies(AVT)のデジタルカメラが含まれる。これらのカメラは、プール上方に設置して、各レーンの選手をモニタする。プール全長(50m)で8レーンの画像を取得するには5台、2列のカメラが必要になる。取得した画像は、公式のタイミングシステムに接続された、STTのInThePoolソフトウエアでリアルタイム処理される。
STTは、このプロジェクト用にイメージング専門のINFAIMONがサポートしている、GbEビジョンインタフェースを持つAVT Makoカメラを採用した。ギガビットEthernetは、ホールの天井のカメラとホストコンピュータ間の長い距離をブリッジするには最適なインタフェースであると評価された。

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