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モノの内部にエンコードした情報をTHzイメージングで読み出す技術

July 31, 2013, Pittsburgh--カーネギーメロン大学とマイクロソフト研究所の研究グループによると、モノの内部に見えないタグをつけることができる。
研究グループは、このような内部タグをInfraStructsと名付けている。このタグは、テラヘルツ(THz)照射を用いるイメージングシステムで読み取ることができる。概念実証実験では同大学コンピュータ設計のPh.D院生、Karl Willis氏と、マイクロソフト研究所主席研究員、Andy Wilson氏は、可能なタグデザインと、それらの読み取りに必要となるTHzイメージングおよびデータ処理ステップのデモンストレーションを行った。
タグそのものは特別なコストはかからないが、THzイメージングはまだ初期段階であるので高価である。このイメージング技術が成熟し、手の届く価格になると、InfraStructsは在庫管理やPOS取引だけでなく、多くのアプリケーションで使えるようになる。
例えば、可搬ロボットがモノを認識し区別するのに役立つ。ゲームシステムで使用する特注付属品に情報をエンコードしても良い。
InfraStructsでは、バブルやボイドをモノの内部に配置することで情報をエンコードすることができる。そのようなボイドはTHz照射を反射する。あるいは、THz照射を反射する材料は情報エンコードする、またはモノの内部に画像を作成するのに使える可能性があるい。
THz照射は、電磁スペクトラムのマイクロ波と赤外光の間の領域。プラスチック、紙、繊維などを透過するが、X線と異なり、生物組織を損傷しない。THzイメージングは、まだ完全に商用化されていないが、NASAがスペースシャトルの保護タイル検査にTHz照射を用いたことはよく知られている。
(詳細は、 www.cmu.edu)

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