Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

July 31, 2013, 天津--ファーウェイマリーン(Huawei Marine Networks Co, Ltd)は、フィリピンのBPSCS(Boracay and Palawan Submarine Cable System)完了と発表した。
総延長330km超のフィリピン国内システムは、2つのセグメントで構成される。1つはBoracayとCaticlan間、もう1つはTaytay, Palawan, San Jose, MindoroをCoronアイランドに伸びるブランチングユニットで接続。グローバルには、この海底ケーブルの完成は、フィリピンのトランスポートバックボーンネットワーク改新を補完するものとなる。
Globe Network Technical Groupによると、今回のアップグレードは7億ドル投資して既存のSDHマイクロ波装置を、光ファイバ技術、DWDMシステムで置き換えるものであると言う。
フィリピンの光ケーブル敷設は現在30000kmに及んでおり、AparriからZamboanga地域までの群島を結んでいる。今後の近代化進行にともない、さらに延長される予定。
今回の12ファイバペア海底ケーブルにより、BoracayとTayatayは光通信時代に入ることになる。また、Palawan地域のビジネスと観光からのサービス需要による収益増の基盤ともなる。同システムは、ファイバペアあたりの伝送容量は40Gbps、40波であるが、100Gbpsへ拡張することも可能となっている。これは19.2Tbpsに相当し、3.5G/HSPA+や4G LTEサービスなどのデータ通信要求に十分な帯域を提供できる。