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センサロボティクス、インタラクティブ環境に有望なe-skin

July 25, 2013, Berkeley--UC Berkeleyの研究者の新たな成果によってロボットは、文字通り一段と感覚が鋭くなる。
電気工学/コンピュータ科学のAli Javey助教授の研究チームは、フレキシブルプラスチックで初めてユーザインタラクティブ・センサネットワークを実現した。
この新しい電子スキン(e-skin)は、接触するとただちに点灯で反応する。圧力が強くなればなるほど、それが発光する光はますます明るくなる。
ローレンスバークリー国立研究所(LBNL)の研究者でもあるJavey氏は、「単にデバイスを作っているのではなく、システムを構築しようとしている」と言う。「インタラクティブなe-skinで実証したのはプラスチック上のエレガントなシステムだ。これで様々な対象を包むことで新しい形の人と機械とのインタフェースを実現できる」。
最新のe-skinは、薄いゴムシート上に形成した半導体ナノワイヤトランジスタ層を利用した、同氏の初期の成果をベースにしている。
ロボットの接触感度の質を高めることに加えて、この新しいe-skin技術は壁紙のようにも使える。タッチスクリーンディスプレイとダッシュボード積層板として二重に使え、例えば車のドライバーは手を振るだけで電子的制御ができる。
また、絶えず血圧や脈拍をチェックする健康モニタとして腕にe-skinバンデージを貼り付けることも考えられる。
最新のe-skin実験サンプルは16×16ピクセル。ピクセルごとにトランジスタ、有機LED、圧力センサが入っている。
「iPhone、PCディスプレイ、ATMsの硬いタッチスクリーンと異なり、e-skinは柔軟であり、どんな面にも簡単に積層できる」(ミシガン州立大学電気・コンピュータ工学助教授、Chuan Wang氏)。
しなやかなe-skinを作るためにエンジニアは、シリコンウエファ上にポリマ層を固めた。プラスチックが硬くなったところで、すでに半導体産業で電子部品製造に使用されている製造装置にその材料を通した。エレクトロニクスがスタックされた後、シリコン基板からプラスチックをはがすだけで、それに埋め込んだセンサネットワークを持つ自立構造のフィルムが得られる。
Javey氏の研究室は、このe-skinを圧力だけでなく温度や光に応答するように設計しようとしている。
(詳細は、 www.berkeley.edu)

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