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NTT Com、日米間海底ケーブル「PC-1」に100G導入

July 19, 2013, Tokyo--NTTコミュニケーションズ(NTT Com) は、同社グループが保有する日米間海底ケーブル「PC-1」に、最新の光通信技術「100Gbpsデジタルコヒーレント」を活用した光伝送システムを2013年7月17日に導入した。これにより、「PC-1」の設計通信容量は現行の3.2Tbpsから約2.5倍の8.4Tbpsに拡張される。
近年、スマートフォン・タブレット型端末の急速な普及やクラウド化の進展、音楽・動画配信、SNSなどのインターネットサービスの利用増加などにより、データ通信需要が爆発的に伸びている。NTT Comは、2011年10月に、日米間ルートにおけるデジタルコヒーレント技術を活用した100Gbps光通信実証実験に世界で初めて成功した。デジタルコヒーレントは、光ネットワークの通信容量を飛躍的に拡大させる最新技術として注目されているが、光の特性上、太平洋を横断するほどの長距離ルートにおいて、安定的に100Gbps通信を実現するのは困難と言われていた。
PC-1では、実証実験の結果を踏まえ、中継器の配置間隔や光学特性を考慮した光ファイバの配置・伝送設定など、ネットワーク設計を工夫することで、日米間ルートにおける同技術の商用導入を世界で初めて実現した。
NTT Comでは、アジアの主要都市を結ぶ海底ケーブル「Asia Submarine-cable Express(ASE)」などにおいても、デジタルコヒーレント技術を活用した100Gbps光伝送システムの導入を進めており、2014年中の完成を目指している。

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