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NASAのOPALS、宇宙でレーザ通信テスト

July 16, 2013, Pasadena--NASAは国際宇宙ステーション(International Space Station)を使い新しい通信技術をテストする。この新技術は宇宙船通信を飛躍的に改善し、商用活動や科学データの伝送を強化する。
Optical Payload for Lasercomm Science(OPALS)、光技術実証実験は、今後のNASA宇宙船データ通信レートを10~100倍改善するものとなる。OPALSは、カリフォルニアのジェット推進研究所(JPL)代理機関からフロリダのNASAケネディ宇宙センタに到着している。予定では今年後半、OPALSはSpaceX Dragon商用補給カプセルに搭載されてFalcon9ロケットで宇宙ステーションに打ち上げられる。
「OPALSはレーザ通信への明確な方法であり、国際宇宙ステーションはこのような実験には絶好のプラットフォームである」とJPLのOPALSプロジェクトマネージャ、Michael Kokorowski氏はコメントしている。同氏によると、将来のレーザ通信システムは宇宙船から地上へのデータ伝送能力を今以上に高めており、科学探究や商用ベンチャーの大きなボトルネックを解消するものとなる。
OPALSは国際宇宙ステーションの外側に設置され、ロサンジェルス近郊、Wrightwoodの地上ステーションと通信する。
JPLのOPALSシステムエンジニア、Bogdan Oaida氏は、「これは30フィート離れたところから、歩いている人の毛髪程度の直径の点に2分間連続的にレーザポインタを当てるようなものだ」と説明している。
OPALSはJPLで製造され、2013年後半にDragonカプセルで打ち上げられることになっている。このミッションは、ステーションに設置後、90日間実施される。

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