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ミシガン技術大学、3Dプリンタブルオプティクスコンポーネントを発表

April 8, 2013, Houghton--ミシガン技術大学(Michigan Technological University)研究所は、オープンソース、3DプリンタブルオプティクスコンポーネントをPLOS One誌に紹介した。オープンソースデザインがソフトウエアのコストをインターネット接続でだれでも利用できるレベルに下げるように、オープンソースハードウエアによって科学のコストも下げられる。
材料科学/工学/電気・コンピュータ工学助教授、Joshua Pearce氏は、「このライブラリは、オプティクスハードウエアの研究と教育の両方に向けたフリー、フレキシブル、ローコストのツールセットである」と説明している。
Pearce助教授の研究室は、オープンソースのコンピュータ支援設計ソフトウエアOpenSCADを使ってデザインのカスタマイズを行った。これは、オープンソースRepRap 3Dプリンタで印刷可能であり、エレクトロニクスと制御はオープンソースArduinoμsコントローラ環境をベースにしている。
研究によると、コスト削減はほとんどの場合97%を超える。コンポーネントによっては、同等機能を持つ光製品の市場価格のわずか1%となるものもある。「例えば、市販の光レールは約$380/mで売っているが、プリントパーツのオープン代替品は消費税以下の値段だ。しかも消費税、出荷コストもなく、パーツの入荷を待つ必要もない」(Pearce氏)。
科学用途のハードウエアをこのように設計して作製する方法によって、研究と教育の両方で、光学的実験に参加する人々の幅が広がる。例えば、学部生の教育実験室に30のオプティクスセットアップを装備するには、オープンソースオプティクスを使うなら500ドル以下であるが、市販バージョンで揃えると15000ドルかかる。
「節約は、特に財政難の学校には良いことであるが、このアプローチが本当に優れている点は、研究者がカスタムオプティクス装備品を内製できる点だ。たとえ市販品がなくても、まさに実験に必要なものを入手できる。これは科学的装備の将来であり、それが今始まったばかりである」とPearce氏は語っている。
(詳細は、 www.plosone.org)

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