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Tektronix、リアルタイム・オシロスコープで70GHzの性能実現

March 27, 2013,ビーバートン--テクトロニクスは、2014年に発表予定の次世代パフォーマンス・オシロスコープが、実験室のテストにおいて、優れた可能性を秘めた70GHzのリアルタイム周波数帯域性能を実現したと発表した。
この新しいオシロスコープ・プラットフォームは、400Gbps、1Tbpsの光通信、第4世代のシリアル・データ通信のアプリケーションで求められる性能と信号品質を備えている。また、同社は、コスト効率良く新プラットフォームに移行するための投資保護プログラムも発表した。
この画期的な周波数帯域性能と優れた信号忠実度は、非同期タイム・インターリーブ(ATI、Asynchronous Time Interleaving)と呼ばれる、同社エンジニア特許申請中の信号処理技術によって開発された。この新しいリアルタイム・オシロスコープは、全体としての性能および測定確度を向上する数々の拡張や強化も行われている。
テクトロニクスのCTO、Kevin Ilcisin氏はATIについて、「この最新の技術革新は、テクトロニクスが信号忠実度、高速アクイジションのシステム限界に挑み続けていることを示すものである。業界初の生産が整いつつあるATIアーキテクチャは画期的な技術であり、他社が採用している周波数インターリーブを上回る、優れた信号対ノイズ比を実現している」と説明している。
周波数インターリーブでは、最終波形の再構築は、さまざまな周波数レンジの加算方法に依存するので、ノイズ性能では妥協せざるを得ない。従来の周波数インターリーブでは、信号アクイジション・システムのそれぞれのADCは入力スペクトラムの一部しか見ていない。テクトロニクスの新しいATI技術では、すべてのADCが完全なシグナル・パス対称性ですべてのスペクトラムを見る。これにより、インターリーブ・アーキテクチャによる性能向上が可能になり、優れた信号忠実度が維持できる。

(詳細は、www.tek.com)

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