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古河、100G光デジタルコヒーレント伝送向け小型ITLAサンプル提供

March 15, 2013, 東京--古河電工は100Gbps超高速光デジタルコヒーレント伝送装置のキーデバイス、小型ITLA(Integrable Tunable Laser Assembly)を開発し、サンプル提供を開始した。
また、低消費電力化・高光出力化への要望に応えるため、小型ITLAの消費電力をさらに20%削減(従来比40%削減)可能であると同時に、光出力をほぼ2倍にできる波長可変レーザチップを開発した。
古河電工はすでに、光デジタルコヒーレント方式の信号光および局発光用(LO)に優れた特性を発揮する高出力、狭線幅ITLAを製品化しているが、市場及び顧客から更なる大容量化を要望されている。また、小型、低消費電力ITLAの規格がOIFにて標準化された。
今回開発した小型ITLAは、従来ITLAと同じ規格(通信プロトコル、光-電気特性)を維持したまま、小型化、低消費電力化を実現した光源。
小型化(従来比サイズ1/2以下、45×20mm)を実現するために、高精度光部品組み立て・固定技術を用いて、小型パッケージモジュールを開発した。回路側も、レーザ駆動回路やデジタル回路の工夫により小型化を図った。また低消費電力化(従来比20%削減)実現には、狭線幅レーザチップの性能向上が寄与。さらに、高出力・狭線幅の特性に加え、小型、低消費 電力、且つ、OIFにて標準化されている規格に対応しており、光通信機器への導入が容易になる。
古河は、今後サンプル提供を行うとともに、量産も計画している。

波長可変レーザチップの開発
従来のレーザでは発光層にGaInAsPを用いているが、高温での光出力低下が顕著であるため、室温以下に冷却する必要があり、パッケージに内蔵された電子冷却素子(TEC)の消費電力が大きくなるという課題があった。
今回新たに開発した波長可変半導体レーザチップは,発光層にAlGaInAs結晶を用いたことが特徴。この材料を用いることで高温度においても光出力低下が抑制され、動作温度を従来型よりも15℃高くでき,室温以上での動作が可能となった。これにより、TECの負荷を軽減でき、小型ITLAの更なる低消費電力化が実現される。
試算では,従来材料を用いた場合の5Wの消費電力を4Wまで低減でき、同時に、高温度での特性劣化により13.5dBmに制限されていた光出力を16dBm以上にできる見込み。同レーザチップは、2014年初期より、小型ITLAへ搭載していく予定。

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